こんにちは。
今まで、ほぼ食べ物の話しかしてこなかったNSです。
今回は、趣向を変えて、自動車の運転の話です。
※以下、あくまで私個人の見解となります。ご了承ください。
交通事故、怖いですよね。
毎日のように、交通事故のニュースがテレビ等で報道されていて、見るたびに怖いなと思いますし、自分が事故を起こさない、事故にあわないためにはどうすればよいのか考えてしまいます。
最近は、「逆走」に関わる交通事故のニュースを目にすることが多いと感じていますが、報道には傾向があって、いったん報道し始めるとその類の報道に偏る傾向があるように思います。
すべての事故、事件を報道できるわけではないので、数ある事故、事件の中から視聴者の関心の高いものが報道されるのは仕方のないことなのかもしれません。
逆走の前は、自動車が店舗等に突っ込む事故、つまり「アクセルとブレーキの踏み間違い」による交通事故のニュースが多く報じられていました。
しかも、高齢の運転手・オートマチック車・特定の車種(事故映像から視認した限り)ばかりが報じられていた印象です。
ただ、上述の通り、報道は選択的にされていると思われるので、実際はその条件ばかりで事故が起きているとは限らないと思っています。
その昔、オートマチック車の暴走事故が頻繁に報道されていた時期がありました。
そのころは欠陥ではないかなど色々な話が出ていたと思いますが、今思うとあれも多くはアクセルとブレーキの踏み間違い事故だったのかもしれません。
ただ、そのころはアクセルとブレーキの踏み間違いという内容の報道はされていなかったように記憶しています。
また、報道において、事故発生のニュースを見ることはあっても、発生原因の調査結果を見ることはあまりないのではないでしょうか。
よって自分で調べるしかありません。
本来であれば、発生原因についても広く報じたほうが、事故防止のためにはよいと思います。
例えば、「アクセルとブレーキの踏み間違い事故」について、以下をインターネットで検索してみました。
・事故を起こしたドライバーの年齢分布
・マニュアル車とオートマチック車の発生比率
・発生時間帯
・発生場所
・発生車種
事故を起こしたドライバーの年齢分布については、比較的容易に見つけられました。
しかしながら、調べ方が悪いのか、それ以外はよい資料が見つけられませんでした。
マニュアル車とオートマチック車の事故比率はありましたが、「アクセルとブレーキの踏み間違い事故」に特化した比率は見つけられませんでした。
(そもそもマニュアル車でアクセルとブレーキの踏み間違い事故が起きうるのかとも思いますが、無いとも言い切れないでしょう。)
なお、車種については、そもそもの販売台数やドライバーの年齢分布との相関もあり、単純に数値化できないのかもしれません。
検索した結果、報道されている通り、「アクセルとブレーキの踏み間違い事故」のドライバーは高齢者の比率がかなり高かったです。
ただ、だからといって、高齢者の免許返納ばかりを話題にするのは、おかしいと思っています。
高齢者だけがブレーキの踏み間違い事故を起こしているわけではありません。
どうすれば踏み間違いをなくせるか、という議論も必要なはずです。
そこで、本題の「左足はダメなのか?」です。
オートマチック車はペダルが2つ(アクセルとブレーキ)なので、右足でアクセル、左足でブレーキを踏めば、踏み間違いを減らせるのではないかと、個人的に思っているのですが……左足ブレーキが推奨されている気配はありません。
教習所でも右足でアクセル、右足でブレーキと教えているそうです。
これもインターネットで調べてみると、
・アクセルもブレーキも右足で踏むように設計・レイアウトされている。
・そのため左足でブレーキ踏もうとすると姿勢が歪み、疲れる。
・右足でアクセル、左足でブレーキとすると、両足が浮くので安定しない。
・位置の関係から、左足ではしっかり踏みこむことができない。
等の理由があるようです。
繰り返しますが、左足でブレーキを踏めば、踏み間違いを減らせるのではないかと、個人的には思っています。
終始ブレーキ踏んでいるわけではないので、姿勢や安定の問題もそれほど影響があるようには思えません。
また、しっかり踏みこめないというのも、そんなことはないと思っています。(理由は後述します。)
ふだん、私はマニュアル車を運転しているのですが、インターネットによると、日本にある自動車の98%はオートマチック車、販売されている車にいたっては、99%がオートマチック車なのだそうです。
つまり、マニュアル車の比率はどんどん下がり続けているわけです。
そんなわけで、ふだんはマニュアル車を運転している私ですが、オートマチック車を運転する機会もそこそこあります。
その場合、私は意識して左足でブレーキを踏んでいます。
踏み間違い防止という理由ではなく、アクセルを踏みながらブレーキをかけたいためです。
これがやりたくて、しばらく練習しました。
そう、左足でブレーキ操作をするには慣れるための練習が必要です。
マニュアル車のクラッチを踏む要領で意識せずに左足でブレーキを踏むと、強烈にブレーキがかかってしまいます。
それは車輪がロックするほど強烈に、です。
(そのこともあって、上述の「左足ではしっかり踏みこむことができない」説には懐疑的なのです。)
ふだんクラッチを踏んでいない、もしくはクラッチなんて踏んだことがない人でも、初めて左足でブレーキを踏むと、ガックンとくるぐらいには強烈にブレーキがかかるのではないかと思います。
なぜなら、ブレーキには「サーボ」という踏力を補助・増加させる機構が入っていて、軽く踏んでも大きな力がブレーキにかかるようになっているからです。
「サーボ」は、いうなればパワーステアリングのペダル版ですが……そもそもパワーアシストのないハンドルを回したことがある人も少ないですよね。
(エンジンを切った状態で車を動かしてハンドル回したり、ブレーキ踏んでみると、本来必要な力、パワーアシストされてない状態が体験できますが……お薦めはしません。)
人は意外に繊細な力調整をしてブレーキを踏んでいるはずで、多数の人が利き足である右足の方が、繊細な力加減が容易なのかもしれません。
(ちなみに、アクセルとブレーキを同時にめいっぱい踏みこむと、ブレーキが勝ちます。絶対にそうなっているはずです。)
「左足でブレーキを踏む」。
この練習さえ乗り越えられれば、右足はアクセル専用、左足はブレーキ専用になり、踏み間違いが減らせるのではないか。
そう思っています。
車両の改造や付加装置も不要です。
「左足でブレーキを踏む」以外の対策として、みんなマニュアル車に乗ればいいのではないか、とも思います。
ただし、これは、車の買い替えや改造に多額の費用がかかります。
最後に余談ですが。
マニュアル車は面倒、オートマチック車のほうが楽、とよく聞きますが、個人的にはマニュアル車のほうが楽です。
オートマチック車はぼーっとしてると勝手に進んでしまうので、停止中はいつもブレーキを踏んでいる足に力が入り、疲れます。
NS