高校野球迷場面

皆様どうもこんにちは、今回ブログを執筆するSTです。

私はこれといって趣味やハマっていることが特にないのですが、唯一趣味と言っていいのが高校野球で、かれこれ10年以上春・夏の甲子園を見てきました(ただしテレビ)。
あと2週間ほどで選抜高校野球が開幕しますが、こちらも非常に楽しみです。

今春の甲子園は、昨夏優勝した仙台育英をはじめ、甲子園常連の大阪桐蔭や広陵、久しぶりの出場となる北陸など、今年も名だたる名門がひしめく大会になるのではないかと思われます。

はたしてどの高校が今春の甲子園を制するか、優勝予想が白熱すると思います。
今回ここでは優勝予想などは行いませんが、このブログを見てくださる皆様に少しでも高校野球に興味を持ってもらうべく、過去に高校野球で起きた珍しい出来事を2つ紹介したいと思います。

1.振り逃げスリーランホームラン

2007年の神奈川大会準決勝、東海大相模vs横浜での出来事です。

場面は4回2アウト、ランナー一、三塁で東海大相模の攻撃という場面です。
打席には現在も巨人で活躍する菅野智之選手が立ち、結果は空振り三振に終わります。

・・・と思われましたが、横浜の投手が最後に投げた球はワンバウンド。
野球のルールでは、三振したとしても、ワンバウンドの球は捕手が打者に直接タッチするか、一塁に送球しなければなりません。

しかしこの時、横浜の捕手はいずれの行為も行わず、チェンジと勘違いした横浜の選手全員がベンチに下がってしまったのです。
一方、東海大相模のベンチからは、菅野選手に走るよう指示。
一、三塁の選手はもちろん、菅野選手本人もダイヤモンドを一周し、「振り逃げスリーランホームラン」が成立しました。
この時、横浜の選手は全員ベンチにいたため、なす術なしという状況でした。

横浜高校は猛抗議しましたが、判定は覆らず、結果6-4で東海大相模が勝利したという試合でした。

2.高校生として見苦しいからアウト

1985年の西東京大会2回戦、南野(現:若葉総合)vs永山での出来事です。

場面はともに0点で迎えた2回、ノーアウト一塁で南野の選手が左翼席に先制のツーランホームランを放ったところから始まります。

ツーランホームランを放った選手は、公式戦で初めての本塁打で、とても大喜びしていたとのこと。
三塁を回る際に、所定の場所から飛び出してきた三塁コーチャーと、右手同士をパチンと叩き合いました。

この様子を見ていた塁審が「高校生として見苦しい行為」と判断し、野球規則の「肉体的援助※」を適用しアウトを宣告しました。
※肉体的援助
ヒットなどで出塁した走者に対し、次の塁に進む、または前の塁に戻るという行為を物理的にサポートすること。具体的には、走者の背中を軽く叩いたり、勢い余って塁を越えた走者を手で支えたりするといった行為。

この本塁打は三塁打に格下げとなり、一塁走者のホームインによる1点だけが認められるという結果となりました。
幸いにもこの本塁打取り消しの影響なく、4-0で南野が勝利したという試合でした。

後日、この判定を都高野連が問題視し、当時の担当審判にペナルティを科したとのことです。

他にもまだまだありますが、長くなりそうなので今回はこの2つにとどめようと思います。
高校野球は試合を見るのが面白いのはもちろん、上記のように珍しい出来事や記録を調べたりするのもまた面白いのではないかと思います。
機会があればその他の出来事についても紹介できたらと思います。

ちなみに私は、野球を体育の授業でしかやったことがありません。

ST

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