「何うま」

こんにちは。木曜生まれのFSです。

早速ですが、タイトル「何うま」は、2023年8月から放送中のドラマ「何曜日に生まれたの」の略称です。

2023年夏のドラマと言えば、超豪華俳優陣が集結した「VIVANT」だと思いますが、個人的に「VIVANT」と同じくらい楽しみにしているドラマです。
放送開始前にたまたまネットニュースで予告を見たときに、「脚本:野島伸司」で懐かしさを感じ、「主演:飯豊まりえ」で何とはなしに見てみようと思いました。
キャッチコピーが「ラブストーリーか、ミステリーか、人間ドラマか、社会派か。 先が読めない予測不能の衝撃作」、何が何だかよく分からないところにも惹かれました。
かなり特徴的なタイトルですが、タイやミャンマーでは、日本の星座占いや血液型占いと同じように、何曜日生まれかが大事でみんな知っているそうです。

このドラマでは、10年間、引きこもりの主人公が会話のきっかけとして、「何曜日に生まれたの」を使用しています。
ネタバレとなってしまいますが、第一話の簡単なあらすじを紹介します。

高校時代の事故をきっかけに10年間引きこもっている「主人公:黒目すい」に高校の同窓会の招待状が届きます。
周りから同窓会へ行くように説得されますが、何を話したらいいかわからないという「すい」に、「何うま(何曜日に生まれたの)」と話すことをアドバイスされます。
同窓会の会場まで行った「すい」でしたが、中に入ることができず、同窓会は終わってしまいます。
帰り道、偶然、高校時代に仲が良かった「江田悠馬」に会い、「すい」がやっとのことで「何うま?」と言葉にしたところでエンディング曲が流れます。

最初は流し見していたのですが、途中からどんどん引き込まれ、最後まであっという間の一時間でした。
しかも、最後が「えぇー、ここで終わるのー。この後、どうなるんだよー?」となり、見事に釣られてしまいました。

また、最後に流れたエンディング曲は、1960年代の洋楽「Bus Stop」というらしいのですが、野島伸司さんの過去作品を思い出し、翌日からググる楽しみになりました。

野島伸司さんは、「ひとつ屋根の下」「プライド」「101回目のプロポーズ」など、数々のヒットドラマを生み出している脚本家です。
その中でも私が気になった2作品「人間・失格」「愛し合ってるかい!」について、書きたいと思います。

「人間・失格~たとえばぼくが死んだら」
「何うま」の最後で「Bus Stop」が流れた際に、私の頭の中に浮かんだのは、サイモン&ガーファンクルの「冬の散歩道」でした。
「人間・失格」の主題歌で、とてもインパクトのある場面で使われており、曲の始まりと「タイム、タイム、タイム」の歌い出しまでが強烈で忘れることができません。
また、このドラマは、名門私立中学校を舞台にイジメ、体罰、虐待、自殺、父親の復讐、親子の絆などを描いたもので、今では考えられない過激な描写がたくさんあります。
デビュー前のKiki Kidsの二人(堂本剛さんと堂本光一さん)が出演していることも有名で、特に剛さんはこのドラマのキーとなる「大場誠」役を演じています。
サブタイトル「たとえばぼくが死んだら」は、いじめをきっかけに死んでしまった「大場誠」のことを表しています。
改めてストーリーを読みましたが、当時の映像が思い出され、何ともやりきれない気持ちになりました。

「愛しあってるかい!」
野島伸司さんの作品は、どちらかというと落ち着いた(暗い?)イメージを持っていたので、「愛しあってるかい!」を手掛けていたことに驚きました。
このドラマは、「何うま」にも出演している陣内孝則さんと小泉今日子さんが主演のドタバタ学園コメディで、底抜けに明るいイメージしかありませんでした。
陣内孝則さん演じる教師の明るくノリノリキャラが大好きで、毎週、とても楽しみにしていた記憶があります。
また主題歌は、小泉今日子さんの「学園天国」で、こちらもノリノリな感じでドラマにマッチしているなと感じました。

調べていて昔のドラマが懐かしくなり、色々と観てみたいと思いましたが、まずは今、放送されている「何うま」を楽しみたいと思います。

このドラマを題材にした際に、最後はこの言葉で締めようと決めていました。
「あなたは何うま?」

ありがとうございました。

FS

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