【どんでん返し】衝撃のラスト!すべてが覆る!!!

皆様どうもこんにちは、前回横文字にあれこれ言っていたSTです。
(→前回記事はこちら

今回どこか物騒なタイトルですが、この記事にどんでん返しはなく、衝撃のラストもなければ、何も覆りませんのでご安心ください。

さて、本題に戻りまして、よくドラマの予告などに使われる「衝撃のラスト」という謳い文句を見かけることはありませんか?

以前は衝撃のラストと言われたら、たとえば予想外の人が犯人だったり、実は主人公が……といった展開がありました。

しかし、昨今はあらゆるドラマなどで当たり前のように衝撃のラストがあることが多く、今まで見てきた衝撃のラストからパターンを想定することも可能なため、ありふれた衝撃では驚かなくなるのではないでしょうか。
言うなれば、どんな衝撃のラストも想定内というような状況が発生していると表現してよいかもしれません。

そのような中、2019年に「あなたの番です」というドラマが放送されました。
衝撃のラストに飢えた人々がたどり着いたのが、ドラマを「考察する」ということです。

このドラマの特徴的なところは、毎話誰かが命を落とすということがあらかじめ予告されていたことです。
各話のラストに誰かが亡くなり、「誰がやったのか」「あの人が怪しい」など、視聴者は犯人を考察するという流れが、このドラマで(おそらく)確立されていったわけです。

そして、Youtubeなどでも考察内容を動画で公開する人が多く現れました。
「あなたの番です」をきっかけに、ドラマの展開を考察するということが定着していきました。
ドラマの考察をする人を「考察班」と呼称し、YoutubeやSNSで考察を公開するユーザーといろいろ語り合ったり、考察合戦を繰り広げたりと、さまざまな考察が展開されていきました。

その後も「真犯人フラグ」や「最愛」、「マイファミリー」、「VIVANT」など、あらゆるドラマが考察の対象となりました。
さらに、ドラマ制作者側からの挑戦状と言わんばかりに、さまざまな伏線を散りばめる演出も多く見受けられるようになりました。

私自身も、それなりにドラマを見てきましたので(考察は一切しませんが)、ドラマによくある演出や、考察班の考察を見たうえでの考察あるあるのようなものをご紹介したいと思います。


■天才ハッカーがいる(演出)
大体こういう人がいます。
そして、大体この人が物語の前進に一役買っています。
また、天才ハッカーが味方か敵かで、若干補正がかかっていることが多い気がします。

たとえば、敵の場合は、敵側の仕掛けた障壁に対し、主人公側が全然歯が立たず難航している場面を多く見受けるのに対し、味方の場合は、味方側が仕掛けた障壁を、いともたやすく突破される場面を多く見受けるような気がします。

ドラマを盛り上げる演出と言われたらそれまでですが、何か都合よく使われがちな役柄とも言えそうです。


■主人公に近い人裏切りがち(演出)
これもよくあります。
必ず一人は裏切ります。
そして、態度が豹変+高笑いのセットもよくありがちです。

フレンドリーな人はだいたい裏切りがちかもしれないです。
ドラマではよくある演出ですが、現実世界では起こってほしくないですね。


■警察組織が何かしら隠ぺいしている(演出)
これもたびたびあります。
暴こうとするとしっかり圧力がかかりますが、最終的に主人公やヒロイン辺りが公にすることも多いです。

そして、上層部が失脚するという最終回も定番です。


■アナグラムありがち(演出・考察)
ある言葉を並び替えると、別の言葉になるというのがアナグラムですが、何らかの謎を解決するうえでよく使われます。
考察班の考察でもアナグラムを考える人を見かけますが、よく思いつくなと感心させられます。

ちなみに、物語とはあまり関係ないことのほうが多いです。


■オープニングやエンディングを深読み(考察)
たとえば、植物が映っていたら、その植物の花言葉から話が広がったり、意味ありげな記号があれば、登場人物と記号を結びつけ、人物像を考察してみたり、ドラマ外の要素からもいろいろと考察する人が多いです。

ちなみに、これは本当に関係ないことが多いです。


■俳優のキャリアでメタ推理(考察)
黒幕役として、ベテランの方が演じることがしばしばあります。ベテランの方は演技力が高いので、「何か雰囲気的に黒幕っぽい」「むしろこの人が犯人でいいよ」といった考察がちらほらあったりします。
そして、その人が黒幕だった場合、「あぁやっぱりな」となります。


■話が膨らみすぎて、公式設定上回りがち(考察)
考察を積み重ねると、最終的にはこういうことになります。
設定を上回るというよりは、途方もない話になるという表現が合っているかもしれません。

上記で挙げたあるあるをいろいろ結びつけていくと、公式サイトのあらすじや、相関図などには載っていない裏設定のようなものを考え、何だか壮大な話になりがちです。

話が進むごとにいろいろなことが明らかになりますが、答え合わせをしたら、考察のほうが壮大すぎたため、予想を下回る規模の真相だったということがちらほらあります。
これはもう考察班が深読みしすぎているのだと思いますが……。


(やや独断と偏見の)あるあるをまとめてきましたが、皆様はドラマを見る際、考察をしながら見るでしょうか?
今後の展開は絶対こうだろうと予想したら、実際は良い意味で期待を裏切る展開になった、となれば視聴者もワクワクしながらドラマの世界に惹きこまれるのではないかと思います。

いろいろな想像を膨らませながらドラマを見るのも、面白いかもしれません。

ST

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