君が代は愛の和歌

YNです。

「日本は何だかどんよりしている」
これは5年前に、私が当時勤めていた会社を辞め、海外へ語学留学へ行った理由の1つです。
今回は、そんな私が日本大好き人間になるまでの話をします。

留学先の私のクラスメイトは、ほとんどが10代、20代前半の若者で、様々な国の出身者でした。
ある日、授業で自国の紹介をすることになり、クラスメイトは皆、当たり前のように歴史・文化・政治について語っていました。
そして彼らに共通していたのは、自国への誇りと自尊心を持っていたことです。

一方、私は日本が嫌で飛び出したこともあり、表面的なことしか言えませんでした。
この時になってやっと、自分がそもそも日本について何も知らないことに気が付きました。
そこから、大半の日本人が政治に興味がなく、どこか自虐史観を抱えている現状に対して、何か原因があるのではないかと考えるようになりました。

帰国後に日本について調べてみると、戦後からWGIP(ご自身で調べてみてください)によって、歴史、文化、教育、報道など日本の軸となるものが大きく変えられたことが分かりました。
教科書が黒塗りにされたり、書籍が焚書処分になったりと、戦前では当たり前にあった日本思想が失われました。
そんな状況では、本当の歴史を知ることができず、自国に誇りも持てません。
これは昔の話ではなく、現在も続いているように感じます。
その危機感から1年前にブログ「知ることの重要性」を書きました。

私はここ数年、日本について学び直そうと、たくさん本を読んだり勉強会に参加したりしてきました。
知れば知るほど、各時代時代の先人たちが命がけで日本を守ってくれたこと、たくさんの人が命をつないでくれたおかげで今の自分があることに感謝の気持ちが込みあげてきます。

お伝えしたいことはたくさんあるのですが、長くなるので、最近知ったことを1つだけ紹介します。
それは「君が代は31字(字余り)の和歌」だということです。

君が代は 千代に八千代に さざれ石の 巌となりて 苔のむすまで

古今和歌集にあった和歌がベースになっており、元々「君が代は」の部分は「我が君は」でした。
「我が君は(わがきみは)」は、当時、多くの女性が愛する男性に対して使っていた呼び方です。
つまり、君が代は「小さな石が大きな石の塊となって、さらにその上に苔が生えるくらいに、愛する人の命が末永く続くこと」を願っているのです。

これを知ったら気持ちが変わりますよね。
毎日でも歌いたいくらいです。(笑)

海外に出ることで、日本を外から見つめるよい機会になりました。
「日本がなんだかいきいきしている」
そう思える日本人がたくさん増えるよう、これからも私は学び続けます。

YN

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