植物は枯らす専門のKHです。
先日のこちらのブログ “ときめきの「ギンバイソウ」”で、弊社に植物を専門に学んだ社員がいたことに驚きました。
実はほかの社員の担当回も、「へーこの人こうなんだ!」という意外な一面がみられて楽しみなのです。
さて、朝ドラ「らんまん」ですが、私も初回から録画してほぼ見ておりました。
それというのも、主人公・槙野万太郎のモデルとなった植物学者の牧野富太郎博士は、我が練馬区の名誉区民なのです。
その旧宅は牧野記念庭園として無料公開されています。
などと偉そうに言いながら、実は中に入ったことがありませんでしたので、最終回を迎え盛り上がっているうちにと思い行ってきました。
(ブログのネタとしても丁度いいので!)
場所は西武池袋線の大泉学園駅から徒歩5分とのこと。
駅前からこんな感じで地元の盛り上がりを感じます。
バス通りを歩いて右に入ると、大きな木が迎えてくれる庭園は懐かしい昭和のお屋敷の雰囲気です。
あいにくの雨模様にも関わらず次々人がやってくるのは、さすがに朝ドラ効果でしょうか。
ドラマでも万太郎さんは妻の寿恵子(すえちゃん)ととても仲が良く、お互い大事に思っていましたが、史実でも妻の壽衛さんが夫の研究と植物標本を守るために、この土地に家を建ててあげたのですね。
でも壽衛さんはこの地に住んで2年ほど、54歳の時に亡くなってしまったそうです。
壽衛さんへの感謝の気持ちで名付けたという「スエコザサ」に囲まれた富太郎先生。
幸せそうですね。
植物に詳しくないので、これはドラマでみた名前、あのエピソードの木だろうかなど思いをはせながらぶらり散策。
詳しい方がじっくり見たら別なのかもしれませんが、サラッと一巡するだけなら15分くらいのこじんまりしたお庭です。
展示館では博士の使っていた植物採集の道具や画材、標本や植物画の実物も見ることができました。
これもドラマに出てきた「日本植物志図編」の本物!
史実をもとに、実際の研究の様子や植物画・印刷技術などの情報を織り込みつつ、多彩な人間関係も描いたいいドラマでした。
奥には94歳まで長生きして研究を続けられた先生の書斎と書庫が再現されていました。
ちょうど曼殊沙華も終わり、何も花は咲いていない時期でしたので、今度は花のシーズンを調べて再訪したいと思います。
練馬区立牧野記念庭園 https://www.makinoteien.jp/
KH